和馬「紗梛!!!」

「今までどこにいたんだよ…。」

和馬「まあ…この辺にいたな」


あはははと笑う兄貴は変わってなくて少し安心した。


「…兄貴がいるってことはアイツも…??」


わたしの言葉に兄貴は静かに首を横に振った。


「どーかしたの??」

和馬「アイツはもういないよ」

「へ??」

和馬「死んだんだ。去年の秋に。」


死んだ…か…

なんか複雑…

嬉しいはずなのに
涙が出てきそうになる。







< 59 / 224 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop