保健室で禁断らぶ!?
「…って何ニヤニヤしてるんですか?こっちは真剣に話してるんですけど」

『ごめんごめん。話の内容で笑ったんじゃなくて素直に話してくれたのが嬉しかったんだ。』


『置いていかれるようになった理由きいたりしないの?』


「しない。だって怖いもん。
傷ついて苦しいぐらいなら一人のほうがまし。最初は辛いけど、慣れてくるしね。」


『でも、一人でいると学校なんて楽しくないでしょ。ただ勉強しにきてるだけだもん。せっかくの高校生活だもん。楽しまなくちゃ損だろ。』


「ならどうすればいいんですか?」


『まず勇気を持つことかな。確かに傷つくのは怖いよ。でも、ずっと傷つくことから逃げてたら成長できない。
だから、勇気を持って和の中に入っていってみ?』


「やだ。怖い。傷つくの嫌だ。」


『傷ついたら、俺が励ましてあげるから。大丈夫だから。な?』


そう言いながら、
頭をなでなでされた。




「……なら頑張ってみる…先生、今の言葉に責任もってくださいよ。いっぱい頼ってやるんだから!」


『ははは、楽しみにしときます』
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