保健室で禁断らぶ!?
次の日、進路希望をだしていない人は立たされた。
『なんで出さないか理由言え。』
「母のはんこがないので出しませんでした。」
『そんなの無視してとりあえず出すべきじゃないですか?』
「……。」
将来に関わる事だから、担任もピリピリするのは分かるけど、はんこなしで出していいなら、なんではんこ欄作ったんだよ。親と相談しろってことじゃないの?
担任の言葉に腹が立って、昨日の母への怒りも重なって、また涙が出てきた。
HRが終わって、このまま教室にいるのは無理だから、トイレに逃げ込んだ。そして、思いっきり泣いた。腕に爪を強く食い込ませていたら、血が出ていた。だけど、どうする事もできなくて、放置する事にした。
…それにしても血って綺麗だな。
なんて変な感想も出てきた。
そして、一時間目が始まるチャイムがなった。
でも、一時間目は担任の授業だし、出たくなかった。
そのままトイレにいたら、担任が私がいない事に気づいて、誰かに探すよう頼んでいた。
だから、トイレを出て、そこへ向かったら、担任と太口先生がいた。
向こうも私に気づいて、
『どしたんですか?目真っ赤だよっ!』
「…保健室行く…。」
『じゃあ、とりあえず話聞いてみてみます。』
なんて担任とのやりとりを気にすることもなく、スタスタと保健室に向かった。
背後で太口先生が走ってきて、後ろをついてきた。
『なんで出さないか理由言え。』
「母のはんこがないので出しませんでした。」
『そんなの無視してとりあえず出すべきじゃないですか?』
「……。」
将来に関わる事だから、担任もピリピリするのは分かるけど、はんこなしで出していいなら、なんではんこ欄作ったんだよ。親と相談しろってことじゃないの?
担任の言葉に腹が立って、昨日の母への怒りも重なって、また涙が出てきた。
HRが終わって、このまま教室にいるのは無理だから、トイレに逃げ込んだ。そして、思いっきり泣いた。腕に爪を強く食い込ませていたら、血が出ていた。だけど、どうする事もできなくて、放置する事にした。
…それにしても血って綺麗だな。
なんて変な感想も出てきた。
そして、一時間目が始まるチャイムがなった。
でも、一時間目は担任の授業だし、出たくなかった。
そのままトイレにいたら、担任が私がいない事に気づいて、誰かに探すよう頼んでいた。
だから、トイレを出て、そこへ向かったら、担任と太口先生がいた。
向こうも私に気づいて、
『どしたんですか?目真っ赤だよっ!』
「…保健室行く…。」
『じゃあ、とりあえず話聞いてみてみます。』
なんて担任とのやりとりを気にすることもなく、スタスタと保健室に向かった。
背後で太口先生が走ってきて、後ろをついてきた。