名探偵と幼馴染み・1
「あのね…い、家に来てほしいのっ!!」
・・・・・
「ん?」
この予想外の言葉は。
俺はてっきり事件の依頼かと思ってた…。
「お父様が昴くんと一度で良いから話してみたいって言ってて。…ダメ…かな?」
「別に良いけど。」
断る必要もないし。
「ほんとっ!!じゃあ予定決まったら教えるね。」
そう言って饗木は図書室から出ていった。
「饗木の父親ってどんな人なんだろう…。」
俺はこの時知るはずもなかった。
饗木邸で起こる事件に…。