キーンコーンカーンコーン

終わりのチャイムが鳴った。

「やっと終わった。」

美沙が嬉しそうに言った。

「はぁ、疲れたー」

すると、美沙がとつぜん

「香織って好きな人とかいないの?」

「急にどうしたの?」

「いやっ別に!最近恋バナに、ハマってるからさ」

「そうなんだ~!私はいないよ~。」

「だよね~」

「早く帰りなさい!!」

後ろを振り向くと、先生が、困ったような顔で立っていた。

「は~い」

「じゃぁ、また明日ねっ!」

美沙が大きく手を振った

「うん、また明日~!!」

私も大きく手を振った


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