【完】片想い
『嬉しかったよ』
一言そう言った。
『咲月は、ずっと俺のこと好きでいてくれたじゃん?普通は、何年かしたら諦めるんに、咲月はずっと俺を好きでいてくれた。それってスゴいと思うし、スゴく嬉しかった。ありがとう』
この言葉を聞いた瞬間…泣きたくなった。
でも…我慢した。
やっぱり涙は見せたくないから…。
あたしは…涙が流れそうで、言いたいことも言えずに帰った。


宏太?
あんな風に思っていてくれたんだね?


ありがとう。



あなたのこの言葉は…決して忘れないよ―…。
< 34 / 49 >

この作品をシェア

pagetop