同い年の恋人


「何もしてないよ」


「嘘付け!昨日あいつから電話かかってきて 浮気されたって言ってたぞ」


「そ・それは・・・」


「最近幹生が会いたいって言っても会わない日だってあったんだろ?」


「それは・・・バスケを優先してほしかったから」


「へぇー いい言い訳だな」


「違う」


声が強くなる


「お前なら大丈夫と思ってたのに
知ってるだろ幹生の気持ち!お前のこと好きで好きでしょうがないんだよ それを裏切るなんて最悪の女だ」


「違う」


「まー いいけど 別れて正解 もう沙弥には紹介しないから」


「あたしの話は聞いてくれないのね
いいよ そう思ってて」


あたしは静かに切った


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