同い年の恋人


「オレはあの時沙弥の携帯に男が出て それだけでカッとなってしまって 何も考えられなくて でもずっと好きだった 今でも好きだ 忘れようとしたけど無理だったんだ」


「・・・・・・」


「なんか話してくれよ ずっと黙ってないで」


「何を言っていいか解らない  頭の中パニックで」


「オレの気持ちは前と変わってないよ」


「あたし・・・」


「好きなんだ今でも
もう一度彼女になって欲しい」


しばらくの沈黙



「あたし
あたしも・・・好き」


やっと自分の気持ちを伝えることが出来たのだ


すると 回りから拍手の音が聞こえてきた



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