同い年の恋人


回りを見渡すと 佳幸や香織 幹生の仲間が数人見てた


緑さんもその場所に立っていて


それを見つけた幹生は 目の色を変え


「おい緑! 沙弥に言うことあるんじゃないか!」


と 怒鳴り付ける


「お前は最低な女だな!」


「ごめん・・・なさい」


「ごめんで済む問題か?!
お前の兄貴に会わせろ!」


緑さんは 素直に携帯を出し掛けようとしている


会いたくないあたしは


「いいよ そこまでしなくたって 無事と言えば無事だったわけだし」


「いや オレの気持ちが我慢出来ないんだ!一発殴ってやる」


「やめてよ あたしもうあの人の顔も見たくないんだから」






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