同い年の恋人

「じゃー　沙弥が居ないときにオレだけで会う」


そこまでしなくても・・・


「幹生！もういいじゃないか　沙弥だってそう言ってるんだから」


佳幸に言われ少し落ち着いたようだ


「緑　
今度一切おれ達に関わるな　いいな！」


「・・・解った」


バツ悪そうに緑さんが答えた




そして　幹生は我に返ったように


「さっき　無事だったって言ったけど　ホント？」


すると佳幸が


「オレが　さっき言ったじゃん　未遂だったって」


「オレ聞いてない」


「お前は話の途中からカーとなってるからだよ　少しは冷静になれよ」


「そうは言うけどな　お前だって惚れてるやつがそんな目にあってみろ　普通じゃなくなるぞ」


「ああ　はいはい」


「何？その適当な感じ」


「はいはい　おれたちは邪魔みたいですね
さいなら　みんな退散」


佳幸の言葉でみんな散らばった