PLAY❤BОY~君が好き~
「彼女…?」

「あぁ。
 すんげぇ大事なやつ。」

「っ。」

「家で待ってんだ。
 待たせてんだよ。」

「…さっきまで一緒に
 いたの?」

「そうだよ。」



美羽…泣いてるか?



怒ってるか?



ごめん。



「…でも。
 今夜くらい一緒にいてよ。」

「愛子…お前。
 何言ってるか分かってんの?」



ちょっとキツイ言い方を
してしまった。



「そんなのっ…分かってる。」

「美羽は俺を待ってんの。
 あいつは…強そうで弱い。
 きっと…泣いてる。」

「っ…。」

「だから行かなきゃなんねぇの。」



それでも…ここにいなきゃ
なんねぇ?



「そんなの…知らないっ。
 知らないよっ。」

「愛子…。」

「愛はっ。
 りぃくんと一緒にいたい。」




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