PLAY❤BОY~君が好き~
それから10分。



「美羽ちゃんっ。」

「大…ちゃん。
 どうして…?」



大ちゃんの隣には…。



あたしの大好きで大嫌いな人。



「陸が…いるの?」

「話。
 ちゃんと話しろ、陸。」

「あ?」

「あ?じゃねぇだろ。
 ちゃんと話せや。」



大ちゃん…。



あたしのために。



「お前…美羽ちゃんのこと
 傷つけたろ?」

「…。」

「俺は…下にいる。
 何かあったら呼んで、美羽ちゃん。」

「あ、うん…。」



そう言って降りて行った
大ちゃん。



「「…。」」



何この沈黙。



すっごい気まずい。



「ねぇ…陸。」

「…。」

「…麻里さんと。
 シてたよね?」

「っ…居た、のか?」




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