PLAY❤BОY~君が好き~
そんなこと…。



分かってたのに。



分かってたのに…。



「分かってる…。」

「は?」

「そんなの分かってるっ!!」

「み…う。」

「もう…あたしに構わないで。
 陸とあたしはもう…。
 幼なじみなんかじゃないっ!!」

「ぇ…美羽っ!!」



あたしは走った。



ガチャっ



「はぁはぁ…っ。」

「美羽…陸くんと会えた?
 探してたよ?」

「うん。会えたよ?」

「美羽…?
 泣いてるの?」

「えっ。
 泣いてないよ!!」

「そう?ならいいんだけど♪
 ご飯するから待っててね?」

「うん。」



ママ…鋭い。



鈍感なくせにそうゆうとこだけ
勘がいいんだから…。



「はぁ。」



あたし…ひどいこと言った。



『幼なじみなんかじゃないっ!!』



陸…傷ついたかな。




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