PLAY❤BОY~君が好き~
つまりながらも話した。



「そっか…。
 辛かったね。」

「やっぱりっ…あたしはっ
 だめ…なのかな。」

「そんなことないよっ。
 陸くんの病室行って
 みよ?」

「うん…。」



この時…行ってなきゃ良かった
かな?



病室の前に大輝くんがいた。



「大輝くん…入っていい?
 なぁちゃん…待ってて?」

「うん。」

「え…あ、ちょっ。」



返事も聞かずに入ったのが
だめだった?



カーテンの向こうから…。



「りくっ…目…覚まして?」



加奈ちゃん…?



「あたし…何でもするからっ。」



泣いてるの?



ほんとに…好きなんだ。



あたしの入る隙なんて…。



ないじゃない。




< 66 / 161 >

この作品をシェア

pagetop