噛んじゃった【BL】
「……また噛んだ!」
押し倒された勢いで、
またもや舌を噛んでしまった。
すでに涙目じゃないと思う。
多分すでに零れてしまっているだろう。
そんな俺を嬉しそうに眺め、
「舐めてやるよ」
そう言ってまた、
彼の舌が中に入ってきた。
ついでとばかりに、
手はそこら中を撫でまわす。
……わざと痛みを与えられ、
キツイけど、それだけじゃない。
キスも触られるのも好きだから。
少しだけなら我慢しよう。
そして俺は目を閉じた。