わんことにゃんこの愛し方



…なんか、調子狂うな…。

こいつはあのバカであほの泣き虫奏だって分かってるのに、

脳と心はやっぱり別物のようで、

鼓動が激しい。

変に緊張してしまう。

なんなの、これ。


「ちゃんとつかまった?出してもいーい?」


振り向いた顔がすぐ近くで、

「ちょっと待って!」

私はいそいそと自転車から降りた。




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