わんことにゃんこの愛し方




修司兄ちゃんは優しく微笑んでいた。

茶化しているのでも、おかしくて笑っているのでもなく、

ただ、温かい目で私を見ていた。


「ほんとか?そっか、なんか…嬉しいもんだな、好かれるって。」


『ありがとな』、そう言って頭に大きな手を乗せられる。

そのままわしゃわしゃと撫でられて、それがけっこう乱雑だったから私の髪はぐしゃぐしゃ。

前が見えない。





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