わんことにゃんこの愛し方




「ただいまぁ〜おじゃましまーす!」

浮かれ気分で入ってきたのは奏だった。

私は顔を背ける。

私のその行動に気付いた謙斗は面白がっていたけど、

まともにアイツを見たくない。

嫌いとかそんなんじゃなくて、その、なんていうかね…

……無理!!


しょぼんっと肩を落とされてちくっと良心が痛んだけど、

私は視線をなるべく合わせないように席をたった。

奏の分のお茶を入れる。




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