わんことにゃんこの愛し方





「あ、今日から四人で暮らすんだよね!?どうしよ、俺すっごいわくわくする〜」

へらっと奏が笑ってはしゃぐのを、謙斗がたしなめる。

「浮かれてばっかりもいられないよ?だって家事とか自分等ですることになるし。」

「だな。謙斗ばっかりに料理押し付けるのもわりーし、当番制にすっか?」

修司兄ちゃんもアゴに手を添えて考え込む。

「え〜、俺料理全くできない…」

ムンクの叫びのような、ひぇぇ〜っていう声が似合いそうな様子の奏に、

謙斗が苦笑して、奏の頭をぽんっと叩いた。




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