わんことにゃんこの愛し方





「どうした、理桜」


難しい顔して、と少しひんやりした手のひらが私の額に当たる。

修司兄ちゃんは自分の額にも手を当てて、『熱はねぇけど…』と呟いた。


心配してくれる修司兄ちゃんに、私の心が温かくなる。

私は自然と笑っていた。




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