わんことにゃんこの愛し方
「…あんまし笑うなよ、カッコ悪いみてーだろ」
大人びてたり、ちょっと拗ねてみたりと忙しい人だなぁ…
ほんと、こんなに魅力的なのに、なんで私は今この人が一番じゃないんだろ。
「ほんと、私損してるかも。」
「ああ、大損だな。趣味わりーぞ」
お互いにぷっと吹き出すように笑って、
こつん、とお互いのおでこをくっつけた。
そのまま髪の毛をわしゃわしゃ撫でてもらう。
なつかしくて、うれしい。
修司兄ちゃんはあったかくて、やっぱり奏のお兄ちゃんなんだな、なんて今さら思った。