わんことにゃんこの愛し方




「…あんまし笑うなよ、カッコ悪いみてーだろ」

大人びてたり、ちょっと拗ねてみたりと忙しい人だなぁ…

ほんと、こんなに魅力的なのに、なんで私は今この人が一番じゃないんだろ。

「ほんと、私損してるかも。」

「ああ、大損だな。趣味わりーぞ」

お互いにぷっと吹き出すように笑って、

こつん、とお互いのおでこをくっつけた。

そのまま髪の毛をわしゃわしゃ撫でてもらう。

なつかしくて、うれしい。


修司兄ちゃんはあったかくて、やっぱり奏のお兄ちゃんなんだな、なんて今さら思った。





< 229 / 295 >

この作品をシェア

pagetop