わんことにゃんこの愛し方
「……ほんなら、あんたが好きなんは…あー、心配して損したわ。
でも、ホンマに好きなんやな?中途半端な気持ちやったら許さへんけど」
そんな高原の言葉に、俺は苦笑した。
中途半端なわけがない。
もう何年も積もった想いなんだから。
「うん、ほんとだよ。
どんだけ言っても足りないくらい…好きだよ。」
好き、
そう、好きなんだ。
ガタンッ!!
物音がして、二人同時に振り返る。
そこで目を見開いていたのは、
「……り、お…?」