わんことにゃんこの愛し方





「嘘なんか言わないよ。
わかる?俺の手、理桜とおんなじ温度。
今ね、俺もすっごい緊張してる。自分の心をさらけ出してるから、理桜に拒絶されたら…って、怖いんだよ。」


…信じて?


俺はもう一度同じように…

いや、今度は上手く笑えなくて、変な顔になっちゃったかもしれないけど…


言い聞かせるように、俺の気持ちを声に乗せた。



「理桜のことが、好きだよ。」





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