わんことにゃんこの愛し方
晴れて恋人同士になった俺と理桜。
嫌がる理桜の手を無理矢理つないで、俺は教室に入った。
だってもう理桜は、俺のだもんねぇ?
俺は理桜のもんだしさ。
当然、幼馴染みとかお隣さんとかいう次元を越えたスキンシップに、
俺と理桜のところへ視線は集まる。
理桜は居心地悪そうにうつむいていたけど、
俺は繋いだ手を少し上げて、満面の笑みを浮かべた。
「理桜は俺のだから、もうちょっかい出さないでね?」