わんことにゃんこの愛し方




「ただいまー」

「おー、謙斗おかえり。飯できてんぞー」

「んーありがとー…はぁ。」


なんか、謙斗くん元気ない…?

どーしたんだろー…


俺はふっと視線をあげて…

そこで違和感に首をひねる。


「あれ?謙斗くんカラコンは?」


謙斗くんいっつもブラウンのカラコンいれてるのに、今は裸眼だ。

理桜とおんなじ、黒曜石みたいな透き通った瞳が、悲しそうに伏せられる。



「ああ、なんか大学の授業でしばらく会社勤めしなきゃなんないらしくてさ、

ウケが悪いからってカラコン禁止。

髪も黒髪に戻すよ。」



ガタッ!!


謙斗くんが言い終わらないうちに、大きい音がして3人ともがそっちを向く。


見るとそこには、椅子が倒れてそこで顔面蒼白で呆然としてる理桜がいた。




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