わんことにゃんこの愛し方





「理桜…」


そこではっと私は身を固くした。


お兄ちゃんの声…



廊下の方が明るいから、謙斗の顔は見えない。


でも、しっとりした黒髪だけは見てとれて、

私は思わず奏にすがり付いた。




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