わんことにゃんこの愛し方



「……あの、あんた何者?」


そうとう痛かったのか、茶髪くんはまだコンクリートの上でごろんごろんやってる。


これならまだクソ兄貴の方が根性あるわ。

って、またこんなこと言ったらブラコンみたいに聞こえるか。

ブラコンとか絶対ないけど。



そんな感じで考え事していたら、

涙目の彼がアゴを押さえながら立ち上がった。


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