わんことにゃんこの愛し方



「り、理桜ー?」

「なんで勝手に呼び捨てにするんですか。」

なんとなく怪しくて、思わず警戒体勢に入る。


そんな私を見て、茶髪くんはびっくりしたように目を見開いた。


「えっ、俺のこと覚えてないの?」

「覚えてないも何も…初対面じゃないですか?」


なにこいつ、とあからさまに眉間にシワを寄せれば、

しかしこの変な男は笑いだした。

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