天使と悪魔



真っ白なワンピースに身を包み、黄金のリングを輝かせて羽根をパタパタと動かして飛んでいた。



顔は、天使らしくなく引きつってるが。



『天使だ。…じゃないわよ、この悪魔!!!気付いてたんでしょ!?なら振り向きなさ『あー、頭痛くなる。喋んな。』



いや、本当に。




『はーっ!!ムカつく!悪魔ってこれだから嫌いなのよ。』


『良かったー、好かれたらどうしようかと。』


『ちょっとはショック受けなさいよ!!』




………にしてもうるさいな、この天使。



って、んなことよりもちゃんとおはよう言えたのか、椛は!?



椛の方を見ると友達と話している。


あーぁ、あの様子じゃまた言えてないな。




< 3 / 12 >

この作品をシェア

pagetop