天使と悪魔



そして椛は後ろを振り返り、一歩だけ進んだ。


その時あたしの前を白い影が通る。





『でも、今日急に声かけて変に思われるかもよ?』





そう囁いたのは、




天使。








………………は?

何、してんだ?こいつ……



「そ、そうだ……あたしなんかが声掛けたら、変に思うよね……」



椛はそう心で言って、踏み出した一歩を戻した。




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