天使と悪魔
【3】
ピピピ…………
耳に響く目覚まし時計の音。
うーん……
もう、ちょっと…………
『うるせぇぇえええ!!!!!』
怒号と共に飛び起きる。
まだ椛はスースーと寝息をたてる。
ま、まだ寝てんのかよ……!!
そしてそんな椛の枕元にいる天使。
『…テメェもいつまで寝てんだコラァァアアアアア!!!!!』
メガホンで耳元で叫ぶ。
目を見開いて飛び起きる。
『っちょ!?あんた常識ってものがないわけ!?』
ふん、ざまぁみろ。