紅に染まる花


ひっ


びっくりして息をのみ受け身も取れずにすっころぶ


ギュッと目を瞑るも固い地面の感触ではなくひんやりと冷たいが感触が人の肌にそろそろ目を開ける

「大丈夫?」


目を開けて上を見上げれば白い肌に黒縁眼鏡が目立つの男子生徒が見下ろしていた。


こいつ……誰?


見覚えの無い顔に疑問が浮かぶが何時までも寄りかかっている訳にもかかわらずいかない、ありがとうと一言言い男子生徒から一歩下がる。

至って普通、線がほっそ~い体つき、じりじりに照りつけている太陽光に白い肌が白くて眩しいよ


「もう授業始まるけど」


男子生徒に呼びかけられてはっと我に返る、ジロジロと見てしまった。

「助けてくれてありがとう」

もうノートは諦めよう、あんなアダルトな場面に出会すとは思わなかった。

しかしあんな男子生徒居たっけ?

首を傾げて思い出そうとするも全く欠片も思い出せず私は早々に諦めた。


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