俺様彼氏

放課後 紫苑side

やっと一日が終わる。
「奈美香帰ろ～。」
「ゴメン。紫苑。私今日彼氏とデートなんだ。」
「マジ！？分かった。じゃあね。」
「じゃあね。」

「やっぱ彼氏はいいなぁ～。彼氏ほしい～。」
「やっぱお前彼氏ほしいんだろ。俺がなってやる。」
この声は…
「またあんた！？私あんたの彼女になる気ないから！」
「やだ。俺の女になれ。てか名前で呼べよ。俺の事。紫苑。」
私は名前を呼ばれ不覚にもドキッとしまった。
「何よ偉そうに。」
「お前のそういうとこ好き。」
「はぁ！？」
その瞬間唇に温かい感触がした。
「んんっ、あっ。」
「いいね。その声。」
キスだった。私のファーストキス。