センパイ
「さっ、私も帰ろーっと。」


下駄箱で靴に履き替えていると、


『蘭ちゃん?』


この声は大地先輩?


「大地先輩!今帰るんですか?」


『そう。なんなら一緒に帰る?』


うっそっ!

まじでぇー。


「あのっ、でもっ、」


『都合悪い?もしかして彼氏待ってるとか?』


「いえいえ!全く!嬉しいです!」


『それじゃ。行こっか。』


そういえば麗奈のとこ行くんだった。


「あのぅ。友達が働いてるマックに行く約束してて…。」


『んじゃ一緒行こっか。』


大地先輩は私に付き合ってくれると言ってくれた。


「いいんですか?大地先輩は予定とかないんですか?」


『ないよ。それじゃ。行こっか。』


と、大地先輩は私の手を引いて歩いた。


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