センパイ
私と麗奈は顔を見合わせた。


「セッ、センパイ!私達も『4』ですよ」


『嬉しい!蘭ちゃんも一緒なんだ!』


ドキュン!


なんだなんだ!

その笑顔で笑わないで!


「良かったです!」



『んじゃ。私帰るねなんか急用思い出してさぁ。』


「ちょ、ちょっと待って!私も帰る。」


麗奈に追いつこうとすると、


『だめ!先輩と帰るチャンスでしょ。』


と、耳元で言ってきた。


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