砂漠に堕ちた天使 番外編
3
「「きゃっ!」」
荷台にいたファラウラや莉世、他の踊り子たちがつんのめったり、転がったりする。
「ど、どうしたの?団長!?」
起き上がったファラウラはいち早く前にいる団長へ声をかける。
「王様の騎兵隊に囲まれた どうやらすぐに参上しなくてはいけないらしい」
街へ寄ってから、どうにかラシッドの元へ行ってくれる者を探す予定だった。
それがすぐに宮殿へ行かなくてはならなくなったのだ。
「そんな……」
莉世は落胆の色を隠せない。
「大丈夫よ 宮殿に行ってもどうにかなると思うの 時間はかかるかもしれないけれど一緒に行きましょう」
ファラウラは莉世を元気づけるように言った。
「そうよ、まずは宮殿で美味しいものを頂きましょう きっと待遇はいいはずだわ」
踊り子のセリナが言う。
「ねえ、その飾りをどこかにしまわないと怪しまれるんじゃないかしら」
踊り子の1人、ラミルも言う。
「ええ、ファラウラ、しまってくれる?」
莉世は手足の装飾品を外していった。
荷台にいたファラウラや莉世、他の踊り子たちがつんのめったり、転がったりする。
「ど、どうしたの?団長!?」
起き上がったファラウラはいち早く前にいる団長へ声をかける。
「王様の騎兵隊に囲まれた どうやらすぐに参上しなくてはいけないらしい」
街へ寄ってから、どうにかラシッドの元へ行ってくれる者を探す予定だった。
それがすぐに宮殿へ行かなくてはならなくなったのだ。
「そんな……」
莉世は落胆の色を隠せない。
「大丈夫よ 宮殿に行ってもどうにかなると思うの 時間はかかるかもしれないけれど一緒に行きましょう」
ファラウラは莉世を元気づけるように言った。
「そうよ、まずは宮殿で美味しいものを頂きましょう きっと待遇はいいはずだわ」
踊り子のセリナが言う。
「ねえ、その飾りをどこかにしまわないと怪しまれるんじゃないかしら」
踊り子の1人、ラミルも言う。
「ええ、ファラウラ、しまってくれる?」
莉世は手足の装飾品を外していった。