砂漠に堕ちた天使 番外編
6
突然、国王が1週間後に式をあげると発表する。
すると、まわりの者は立ち上がり、祝福する言葉が次々と王子に贈られる。
これって……最悪な状況だよね……?
「リセ、今日は私の横にいてください」
ハサート王子が莉世の手を取り歩き始めた。
「え!」
一座の席の方を振り返り見ると、セリナが両手を口に当てて心配そうに見ていた。
とにかく、この場で騒ぎを起こすことは出来ない。
莉世は導かれるまま歩き、腰を下ろした。
すぐにお酒がふるまわれ、莉世は仕方なく口をつけた。
うわっ……なんてきついお酒なの。
「なんて美しい人なんだ 光り輝く様な美しさだ 我が国は初めてですか?」
「は、はい あの……」
「なんですか?言ってみてください なんでもかなえて差し上げますよ 美しい人」
すると、まわりの者は立ち上がり、祝福する言葉が次々と王子に贈られる。
これって……最悪な状況だよね……?
「リセ、今日は私の横にいてください」
ハサート王子が莉世の手を取り歩き始めた。
「え!」
一座の席の方を振り返り見ると、セリナが両手を口に当てて心配そうに見ていた。
とにかく、この場で騒ぎを起こすことは出来ない。
莉世は導かれるまま歩き、腰を下ろした。
すぐにお酒がふるまわれ、莉世は仕方なく口をつけた。
うわっ……なんてきついお酒なの。
「なんて美しい人なんだ 光り輝く様な美しさだ 我が国は初めてですか?」
「は、はい あの……」
「なんですか?言ってみてください なんでもかなえて差し上げますよ 美しい人」