砂漠に堕ちた天使 番外編
なんとかしてラシッドに連絡を取る方法を考えていたのだが、今晩から女の護衛が莉世につくことになってしまった。
莉世はショックを隠し切れない。
ハサート王子が莉世の頬に唇を寄せ「貴方に万が一の事があってはいけない これからは護衛官をつかせます」と言ったのだ。
一座のみんなと一緒ならば大丈夫だと言ったのだが、笑って却下された。
護衛が付けばますます動きがとれなくなる。
「ハサート様、病気で苦しんでいる友人に侍医をお願いしたいのですが」
「もちろんです これから行かせましょう」
ハサート王子は機嫌よく莉世に約束した。
******
ファラウラは苦しそうに顔を真っ赤にして寝ていた。
侍医がすぐにやってきてファラウラを診はじめる。
「どうなのですか?」
「軽い毒にやられましたな」
長いひげを生やした侍医がファラウラから視線を動かし莉世に言う。
莉世はショックを隠し切れない。
ハサート王子が莉世の頬に唇を寄せ「貴方に万が一の事があってはいけない これからは護衛官をつかせます」と言ったのだ。
一座のみんなと一緒ならば大丈夫だと言ったのだが、笑って却下された。
護衛が付けばますます動きがとれなくなる。
「ハサート様、病気で苦しんでいる友人に侍医をお願いしたいのですが」
「もちろんです これから行かせましょう」
ハサート王子は機嫌よく莉世に約束した。
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ファラウラは苦しそうに顔を真っ赤にして寝ていた。
侍医がすぐにやってきてファラウラを診はじめる。
「どうなのですか?」
「軽い毒にやられましたな」
長いひげを生やした侍医がファラウラから視線を動かし莉世に言う。