砂漠に堕ちた天使 番外編
そこにいたのはラシッドだった。
その隣にはアーメッドもいる。
お兄様っ!
ラシッドに近づこうと、莉世の足が数歩、前に出る。
ラシッドはじっと莉世を見ていたが、すぐに国王と話し始めてしまった。
お兄様、どうして……?
そっけない態度に愕然となる。
「リセ?どうしたですか?さあ、みんなが貴方の舞を待っていますよ」
ハサートが召使に頷くと、莉世の手に剣(つるぎ)が渡された。
曲が流れ、莉世は踊り始めた。
踊っているうちにだんだんと冷静さが戻ってきた。
ここで騒いでは大変なことになる。
そう思ったのですよね?お兄様……。
お兄様が近くにいるのなら安心だわ。
きっとわたしを連れ出してくれる。
舞いながらラシッドの視線を感じる莉世だった。
その隣にはアーメッドもいる。
お兄様っ!
ラシッドに近づこうと、莉世の足が数歩、前に出る。
ラシッドはじっと莉世を見ていたが、すぐに国王と話し始めてしまった。
お兄様、どうして……?
そっけない態度に愕然となる。
「リセ?どうしたですか?さあ、みんなが貴方の舞を待っていますよ」
ハサートが召使に頷くと、莉世の手に剣(つるぎ)が渡された。
曲が流れ、莉世は踊り始めた。
踊っているうちにだんだんと冷静さが戻ってきた。
ここで騒いでは大変なことになる。
そう思ったのですよね?お兄様……。
お兄様が近くにいるのなら安心だわ。
きっとわたしを連れ出してくれる。
舞いながらラシッドの視線を感じる莉世だった。