砂漠に堕ちた天使 番外編
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太陽が高く昇った頃、莉世は目を覚ました。



目に飛び込んできたのは日差しを遮る大きな葉。



身体を起こすと、莉世に気づいたファラウラが駆け寄ってきた。



「リセ!」



「ファラウラ!」



ファラウラは莉世に抱きついた。



「良かったわ!リセ!」



「みんなのおかげよ ありがとう」



次々と目を覚ましたセリナたちも莉世の元へ駆け寄ってきた。



「リセ!……様……」



セリナ達は駆け寄ったものの、どう言葉をかけたら良いのか戸惑っている様子だった。



「セリナ、どうしたの?」



莉世はにっこり微笑みながら、セリナの手を取る。




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