砂漠に堕ちた天使 番外編
「お前が生きていて嬉しい もう二度とあの絶望感は味わいたくない それを思えばハサートに触れられたことも許せよう」
「お、お兄様っ!また思い出させないでくださいっ!」
冗談めいた意地悪な言葉に、莉世は真っ赤になる。
「クッ」
短い笑いの後、ピンク色の唇が塞がれた。
「奴の痕跡をすべて消し去ろう」
ジャダハールに戻ってから、莉世の体調を考えて、ラシッドは距離を置いていたのだ。
「……はい 二度と思い出さないようにしてください」
莉世は背伸びをして自分からラシッドの唇に唇を重ねた。
2011.7.27 END
「お、お兄様っ!また思い出させないでくださいっ!」
冗談めいた意地悪な言葉に、莉世は真っ赤になる。
「クッ」
短い笑いの後、ピンク色の唇が塞がれた。
「奴の痕跡をすべて消し去ろう」
ジャダハールに戻ってから、莉世の体調を考えて、ラシッドは距離を置いていたのだ。
「……はい 二度と思い出さないようにしてください」
莉世は背伸びをして自分からラシッドの唇に唇を重ねた。
2011.7.27 END