砂漠に堕ちた天使 番外編
だがあまりの強風に途中でガラーナが倒れ、ラシッドは砂の上に放り出された。
「殿下!」
「くそっ!ガラーナは無事か!?」
ガラーナは自力で立ち、ラシッドが乗るのを待っている。
「あ!」
その時、アクバールが悲痛な声を上げた。
ラシッドは竜巻を見る。
竜巻の中に荷物が巻き込まれ、そして莉世の着ていたピンクの長衣が天高く持ち上げられていくのが見えたのだ。
あれは莉世の衣!
「リセ!!!!!」
ラシッドはなりふり構わず、ガラーナの背に飛び乗ると竜巻に向かった。
「殿下!」
竜巻はガラーナのスピードをもってしても追いつくことはできなかった。
そして、ラシッドらも砂嵐に襲われた。
「殿下!」
「くそっ!ガラーナは無事か!?」
ガラーナは自力で立ち、ラシッドが乗るのを待っている。
「あ!」
その時、アクバールが悲痛な声を上げた。
ラシッドは竜巻を見る。
竜巻の中に荷物が巻き込まれ、そして莉世の着ていたピンクの長衣が天高く持ち上げられていくのが見えたのだ。
あれは莉世の衣!
「リセ!!!!!」
ラシッドはなりふり構わず、ガラーナの背に飛び乗ると竜巻に向かった。
「殿下!」
竜巻はガラーナのスピードをもってしても追いつくことはできなかった。
そして、ラシッドらも砂嵐に襲われた。