First Love
桜母「う、うっ・・・・・・。」
蓮 「桜華の母さん。
大丈夫ですよ。
医者の話だと
そのうち生活するうちに
記憶が戻ると言っていましたし」
桜母「・・・・・・。」
蓮 大丈夫とは言ったものの
俺もこの現実から逃げたいぐらいだ。
桜華の親ならなおさらだろう。
「桜華のお母さん。
実は・・・・・・。」
俺は桜華の母さんに
自分の両親の事を話した。
「・・・なので桜華を
俺の家に住まわせても
いいですか?
医者も記憶だけで脳には異常はないし
明日には退院できるそうなので・・・。」
桜母「・・・・・・っ?!
そうね。記憶喪失になった
桜華を見ながら生活はできそうにないし
蓮希くんなら桜華をまかせても
大丈夫そうだしね。」
蓮 「ありがとうございます。」
俺が・・・。俺が絶対記憶を戻してやる。
桜母「紫苑達の事調べてみるわね
ありがとう。
蓮希くんのおかげで
ちょっとは元気でたわ。」
蓮 「そうですか。それはよかった。
親父達の事お願いします。」
俺の親のことも気になるけど・・・。
今は桜華のことのほうが大切のような。
なんでだろう・・・。
前までは親はどんなものにも変えれない
すごく大切な存在だったはずなのに・・・。