恋を‥‥
「ハァ‥ハァ‥
あぁ‥もうすぐ着く!!」
あとはあの角を曲がれば‥‥!!
ドンッッッ
「わぁッッ!!」
「‥‥‥。」
角を曲がった瞬間、誰かとぶつかってしまった。
「ご、ごごごめんなさぃッッッ!!!!!」
「‥‥‥。」
「ぁの‥‥。
大丈夫ですか‥?」
そう言って顔をあげると‥‥
金髪ッ!?!?
ってか超イケメンッ//!!!
鼻はスラッと高く、目は切れ長だけど恐い印象を与えないような目(今は睨んでるから恐いけどね;;)そして薄くふっくらした唇‥‥
まさにイケメン‥‥
男の子とは思えないほど整った顔立ちである。
「遅刻‥‥すんぞ??」
「ふぇ?」
いきなりのことで変な声が出てしまった。
どうやら私は彼に見とれてしまっていたみたいで‥‥
「新入生だよな?
入学式、もうすぐ始まる時間だと思うけど‥‥」
「ぁ!!
遅刻だっ!!!!!
ほ、ほほ本当にすいませんでしたっ!!!
でわ!!」
そして私は、スゴイ勢いで謝って、これまたスゴイ勢いで走り出した。