黒百合の呪い
歩き始めてすぐ目的の場所に着いた
ついたのは泉
泉の周りには,綺麗な木々に色とりどりの木の実
私は繋いでいた両手を離した
そして,泉の水の水面に手を翳した
『死神の使者の元に導け』
静かに唱える
水面に波紋が広がる
手を上げると同時に
「お先に~」
アンが泉に飛び込む
あとを追う様にハクも飛び込む
私もため息をつき泉の中に入った
私が入った後の泉は,何事もなかったかのように静まり返っていた