黒百合の呪い
死神の願い
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真っ赤に咲き誇る薔薇
その中央の大きな黒い椅子に俺は座っていた
椅子から見える薔薇はとても脆い
吹くはずのない風に吹かれ,花びらは舞い落ちていく
そんな景色を見ながら俺は,唯座っていた
いきなり,薔薇の花びらが舞い上がった
誰かがこの場所にはいってきた
椅子から立ち上がり,落ちた花びらの上を歩き,入って来た奴の元へと向かう
この場所に入れる奴は決まっている
俺が許した奴でないと入れない
入れたとしても,舞い散った花びらが侵入者に襲い掛かる
まぁ特別場所だ
俺は,歩くスピードを速めた