黒百合の呪い
こんな幼い子供が・・・
ありえない
そう思ってた俺の考えは一瞬にして消え去った
「そうだよ
でも,弱くてつまらなかった
せっかく暇つぶしにきたのに」
残念といわんばかりに,転がっていた死体を踏みつける
『嘘だろ・・・』
周りが真っ暗になった気がした
でも,笑いながら死体を踏みつける子供の姿だけが,鮮明に目に映っていた
『そうだ
お前一緒に来ないか?』
無意識に口にしていた言葉
だが,後悔はしてなかった
「別にいいけど?」
こっちを向き答える
「ただし,飽きたらどっか行くから」
『あぁ,好きにしてくれ
俺はメア
お前は?』
「私?
確か・・・リル」
『リルか・・・
よろしくな』