黒百合の呪い
「じゃあ,その天主と魔王が関係を持っていたら?」
『それこそ有り得ない』
「それが,有り得ちゃうんだよな~」
微笑みながら,リルが喋り続ける
「話すのめんどくさいから,視ればわかるよ」
その言葉と同時に,俺の額にリルの人差し指があたった
その瞬間,頭の中でビデオが再生されたかのように,映像がながれて行く
指が離れた時は,今起こってるのは夢と錯覚しそうなくらい,有り得ないことだった
「今日は,疲れた
私寝る」
そう言い,すぐにリルは俺の隣にあるソファーで寝始めていた
でも俺は呆然とし続けていた