黒百合の呪い
ー仲間?-
アンとハクと帰ってきた時はもう,朝になっていた
早いな・・・
『私はこれから学校だけど,どうする』
「僕はむこうで寝てる」
そう言いハクはどこかに行ってしまった
「俺も,その辺ブラブラしてくる」
アンもどこかに行った
残された私は翼を出し学校に向かってとんだ
学校の裏にある薄気味悪い場所に降り立ち,翼をしまって歩き出した
教室に入った私に声をかけてくれたのはルビ
おはようの言葉と一緒に抱きついてきた
『うわっ』
バランスを崩しそうになるがなんとか持ちこたえた
ルビのいた場所にはラウとシャイドもいた
『おはよ』
声をかけると,2人とも頷いただけだった
「席つけや」
私の後ろから低い声が聞えてきた
ビャキだ
私とルビはおとなしく自分の席についた