黒百合の呪い
どのくらい寝ていたのだろう
チクチクと,肌に刺さるような視線を感じ目が覚める
起き上がった私の目の前には数人の女子がいる
『・・・なに?』
「なんなのよ,その態度っ!!」
目の前にいる女達の真ん中の奴が,顔を真っ赤にしながら叫ぶ
おそらく,こいつが仕切っているのだろう
冷めた目で女達を見る
私の目が気に入らなかったのか,さらに顔を真っ赤にさせる
そして,リーダーらしき女が叫ぶ
「もうすぐ,あんたを痛い目にあわせてやる!!
ラウ様たちに近づいた罰よ」
ラウ様って,ラウのことか・・・
めんどくさい事に巻き込まれたな
女達は気がすんだのか教室から出て行った
女達が出て行った教室は私1人しか残っていない
帰ろっかな・・・